第23回臨床画像大会および教育研修会
大会長 本田 和也
日本大学歯学部歯科放射線学講座 教授
このたびNPO法人日本歯科放射線学会第23回臨床画像大会を日本大学歯学部の担当にて開催させていただくこととなりました。私どもの講座がこの臨床画像大会を担当させていただくのは、初めてとなります。篠田宏司前教授は臨床画像大会となる前の第14回X線診断研究会の世話人をされた1983年以来34年ぶりであり、医局員一同身の引き締まる思いで準備を進めているところです。
本大会のランチョンセミナ-講演者には、オスロ大学口腔放射線学講座のAnne Møystad教授をお招きして「CBCT pitfalls」の題目で講演をお願いいたしました。また、特別講演にはオスロ大学口腔外科学講座Tore Bjørnland教授に 「Arthropathy of the Temporomandibular Joint: Classification, examination and treatment」 の題目で講演をお願いいたしました。両先生ともに、私とは古い友人であり、日本にも多くの歯科放射線科医や顎関節症の専門医に友人が多い方です。今回の来日も、古い友人たちと会えるのを楽しみにしているようです。
ところで、日本は超高齢社会を迎えて、オーラルフレイルの時代の到来と共に、我々画像診断医にも遠隔診断等の新しい時代の流れがくるのではと感じています。
臨床画像大会は第18回大会より主に若手や初学者の会員の研修を目的とした教育研修会を併催し、会員のレベルアップに努めています。本大会でも、『正しい鑑別診断に導くための画像所見から伝わる情報とは』というテ-マで教育研修会をおこないます。
それぞれ専門の先生方にわかりやすいご講演をお願いしてあります。是非、ご参加ください。
大会の会場は1日目の学会と宴席が東京ガーデンパレス、2日目が日本大学1号館大講堂と変則的になります。費用の節約とご理解を頂ければありがたいと思います。多くの先生方のご参加を心からお待ち申し上げます。